11/8 立冬の始まりは日光浴を
長月27日 (11/8)
季節は立冬に。
『冬』という、古来の漢字の意味は、
「終わり」という意味があるそうです。
この季節になると、
この一年ももうすぐ終わり、
また新たな一年が始まります。
乾季の最後となり、次は寒季。
このように季節が移り変わる時は変化が大きく、
私たちの心身も、特にバランスが必要となってきます。
暖かくし、保湿し、潤いを保ってあげましょう。
もし、
この寒さ、変化で、体調を壊しても、
あまり自分を責めないでいてあげましょう。
私は風邪なんて何年もひいていない!
という人ほど、何年ぶりかの風邪を引くと大変なことになります。
だから、たまには風邪をひいて溜まったものを出す、
デトックスも必要。
今は欠けてく月。
欠けてく月は浄化の作用も大きいです。
心の中、体の中、家の中などお掃除をしてあげると、
すっきりとして、爽やかな風が吹き抜けてくれるでしょう。
また、この季節は、
太陽の光を浴びて日光浴をするのも大事です。
陽が短くなりつつあるこの時に、
陰陽のバランスをとるため、
背中に太陽の光を浴びて、養生をしてあげます。
経絡も通って新陳代謝の活力も補えます。
健康になるには、
どこかに行って、何かをしないといけない、
それは自分で作った世界。
今あるもので、自然とつないで健康に、
それが本来の元ある自然の生活です。
お金を使うことを情報や広告は教えてくれるけど、
自然と仲良くすることは、本来の自分の中にあった直感です。
現代のメディアや情報の溢れた社会では、
本来の魂からの声を聞いて、内なる自分と会話をすること、
忘れないようにしたいものです。
その内なる自分が置き忘れられた時、
自然との距離ができます。
直感との距離がうまれます。
なんだか、うまくいかないなー
という時は、一人で自分の内側に語りかける大事な時。
それを無視しては、この先も、同じことの繰り返しがあるだけです。
それに気が付けるか、気が付けないか・・・
ヨガをして自分と呼吸を繋いで、
まずはあなたの呼吸を観察しましょう。
どんな呼吸でしょう。
早いのか、
温かいのか、
息が吐きにくい、吐きやすいのか、
両方の鼻の通りはスムーズなのか、
どこかに力は入っていませんか?
頭の中には何か浮かんで集中できない・・・
人それぞれです。
まずは、
今のあなたを知る。
それが呼吸です。
呼吸は内なる自分と繋いでいます。
呼吸を知ると、自分のことを理解していけます。
無理にリラックスしようしようと力まないで大丈夫。
自然と落ち着くまで、
何回も目を閉じて呼吸を感じてあげてください。
背中に太陽の陽を浴びながらでもいいでしょう。
tasmin sati śvāsa-praśvāsyor-gati-vicchedaḥ prāṇāyāmaḥ ||49||
快適に安定したアーサナで座れるようになると、
息を吸う、息を吐く流れが、自然と静まります。それがプラーナーヤーマです。
プラーナーヤーマは、調気法といいます。
プラーナ=氣
アーヤーマ=調節、広げる、延ばす
プラーナはすべての生物に備わる生命エネルギー。
そのエネルギーをどうやって心身に蓄えて活用するのか、それには、[今]実践すること、それがヨガです。
頭の中で知っていることと、
実践するヨガ、全く違います。
頭のなか、心の中、身体をつなげていくのが実践。
実践、練習、それがヨガです。
少しずつでいいんです、
自分のできる範囲から行動を・・・
それが素敵な流れで今後に繋がっていきます。
Om om om
Namaste.