節目の満月 8/8

閏6月17日(8/8)

月食(部分)
水瓶座
3:11
kazuend-30877

月は南西の空で2時22分に欠け始め
ゆっくりと高度を下げながら
3時21分に最も大きく欠けます。
その後は少しずつ元の姿に戻ります。

満月は一つの節目ですが、
月食はそれとは違った節目です。

「節」(ふし)というと竹を思い浮かびました。

竹は風が吹くとしなやかに揺れ
しっかりとした強さと
自由に動くしなやかさを感じます。

その強さは「節」にあるそうです。

竹の中は空洞です。
ですが
この節があるから強い力が加わっても
折れることなく補ってくれて
竹の強度をより高めてくれます。

また、光を求めて上へ上へ伸びる性質があり
他の植物よりも成長が早いのも特徴です。

沢山の竹が生えているように見えて
根では全てが繋がっているそうです。

なので竹の生える一帯は一つの竹から
沢山の竹が生える。

隣の竹も、その隣の竹も、周りは全て同じ、一つの自分です。

時間の「節」。

それが、満月、新月。
はるか昔、カレンダーはありません。
皆、月を数えて日を数えていました。

生活の中のはかり。

今は、時計、カレンダーなど、時代は発展したので
空の月をみてカウントする人は少ないと思いますが

月は私たちの心の安らぎでもあります。

前日の8/7は立秋です。
太陰太陽暦の節気の一つ。

ここでも太陽の動きの「節」がありますね。

満月は、月蝕なので、月がかけて見えます。
より重なって並ぶので
太陽の光を受けて光る月の間に地球が入り
影がうまれて月に影ができます。

いつもの満月とは違う月蝕の「節」。

竹の節のように、
仕切り直しや
一つの区切りが
ここで現れてくる出来事もあるでしょう。

しなやか、優しいだけでは生きていけません。
生きるためには強さも必要です。
その生きるということに対して
必要な強さが引き出されてくる
強さのために才能が目覚める
といったこともあるでしょう。

どんなことがあっても
私たちは毎日生活しています。

明るい気持ちで日々生活するのか
自分のことを攻めながら生活するのか
丁寧に生活するのか
自分と人とを比較しながら生活するのか

それは自分で選びます。

自分の中の考え方や
意識を変えると
自分と世界の関係をもう一度、新たにリセットできます。

より生きやすく
生きていることが楽しい毎日を送れるように。

それは、
自分の内側の世界から変わること。

変わろうとしている私たちの
背中を優しく押してもらえるような
そんな満月。

Namaste.