８月２３日（文月１０日）

満ちる月
季節は処暑。

暑さが静まりつつあり、
季節が変わっていくのが感じられるとき。

この夏、「養生」していた人は、
今の身体は「豊かな収穫」の時になります。

暑さと寒さのバランスが、
大きく変わっていくとき、
そんな時は、バランス力がより必要。
私たちの、身体や感情もバランスがいつもよりも必要。

この夏、
三伏天(7/13~8/21)の期間に冷たいものを控えた人は、

これからの冬の間冷えが少しずつ改善していることを体感でき、
この季節の変化の時にバランスがとれ、
それが、豊かな収穫となります。

今は過去の積み重ね。
今の感情は自分の責任。
未来を決めているのは今。

毎日の生活の中で、
自分が自分にしてきたことが「収穫」できます。

ヨガのある生活は、
それが自然にできるようになるまで練習すること。

アーサナも、
心の動きも、
頭の動きも、
しっかり自分で舵を持つこと。
頭で考えていることと行動が同じになるように、
コツコツと繰り返し練習を重ねることです。

そうすると自然のながれに委ねる・・・
ということに繋がるように思います。

こつこつと繰り返し練習すること、
それを「アビヤーサ」と言います。

ヨガは、
ヨガスタジオという場所で、ヨガをしている、
アーサナの練習をしている時が、ヨガをしている、
それだけ、のことではありません。

ヨガは、
今を生き、
この瞬間を大事にしている、
人との関係を大事に気づいている、
自分のできる今の仕事を大事にしている、
そばにいる人を大事にしている、
そして、
自分自身のことを理解していく過程、
理解できることでもあります。

アーサナをしていない人でも
生活の中で思考や心のヨガをしている人、見かけます。

ヨガをしているからといって、
ベジタリアンじゃないといけないなんて事はないんです。
ヨガやその中の歴史、文明を学んでいくと、
「それじゃないといけない」
は、ヨガにはないことに気がつきます。

アビヤーサして、
自分を理解して、
気付けている人が、
ヨガをしている人だと思います。

ヨガをしているから、
いや…今を生きているからこそ、
時に苦しい時があったり、
悲しいことを乗り越えることだったり、
嫌だったことに向き合うこともあります。

幸せはいつもここにあることを忘れ、
忙しさや、過去や未来への心配で、
いっぱいになることもあります。

そんな時こそ落ち着いて、
呼吸をし、
ヨガを練習、アビヤーサする時だと思います。

少しずつでも続けていくと・・・

生活が規則正しくなり、
優しさが溢れ、
喜びや感謝が思い出せるようになり、
ヨガはいつの間にか自分の一部となっていきます。

人は忘れることもあります。
それを責めずに、
毎日ヨガ（アーサナ、心、思考）を練習、アビヤーサしていく
そちらに意識をむけましょう。

この季節どうしても、体が重い、だるい人は、
グアーサー（台湾の伝統治療法）をしてみましょう。

月ヨガでは、
背中の動きや、
頭頂部の流れを整えるアーサナを行っていきます。

９月より１ヶ月、
自由が丘で月ヨガのレッスン＆workshopを行います。

アーサナの練習も一緒に行い、
ヨガの考え方や、
どうやって心の舵を持ったらいいのか等、
女性目線で一緒に時間をシェアしていけると幸いです。

今年はこれで最後になります。
当分日本で行うレッスンは予定に無いので、
この機会に女性みんなで一緒に話せる、ヨガできる時間を、
過ごせると幸に思います。

Namaste.